デイトレードにおけるVWAPラインの活用は

 

デイトレード、短期売買、中長期投資などでVWAPラインを有効に活用する方法は、実際のトレードの中で効果を発揮することができるのか。

 

トレードの判断として1日の流れの方向性を判断して今後の流れを予見することは有効な検証になると考えられますが。

 

そんな中で重要と考えられるのが、移動平均線と売買高加重平均価格として使用されているVWAPと呼ばれている指標ラインがあります。

 

 VWAPとは、Volume Weighted Average Priceの略称で、 当日の東京証券取
引所のオークション市場で成立した価格を価格毎の売買高で加重平均した
価格(売買高加重平均価格)をいいます。
VWAPは、より取引実態に近い平均的な約定値段として、主に機関投資家の執行
価格の目標値として用いられています。 売買高加重平均価格


このラインは評価損益ラインの分基点としての役割もしていることから、
損益分岐の判断指標としての視覚判断として用いられています。


このVWAPラインをトレンドの検証指標と考えて、流れの指向性を見るこ
とでトレンド基調を判断することもあるようです。

 

しかしながらVWAPを売買ポイントの指針とするには役不足のところがあり
他のテクニカル分析を併用しなければ、売買ポイントの認識には難しいところとなっています。

 

損益分岐の指針、移動平均線と同様な乖離率拡大での指針が

せいぜい使用できる検証内容と考えられます。

 

これはデイトレードでも同じであり、売買ポイントの認識にはほとんど使用できません。

 

やはり株価動向の流れ、指向性の確認と損益分岐点の確認程度と思われます。

 

VWAPラインをデイトレードの売買手法に活用することはほとんどあり得ないことで、
VWAP乖離率拡大をデイトレードの売買ポイントの指針にするこもありますが、

その程度のことであり確定的な売買ポイント認識には

他のテクニカル分析が必要となるようです。

 

特にデイトレードに関しては、VWAPラインからの乖離拡大の位置が、

そろそろ天底圏でであろうところの認識材料と考える程度のものと。


VWAPをデイトレード売買ポイントとして活用していたのでは

良い結果は得られないと思わざるを得ません。

 

特にスキャルピングに関しては全くVWAPを指針にする指標とはなり得ないと思われ ます。

スキャルピングマニュアルにはほとんど効果的な利用は

できないのではないかと考えられます。

 

他のテクニカル分析にもっと分かりやすい、

効果のある売買ポイントの指針となり得る検証法が存在いたします。

 

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